大阪勉強会からの税法実務情報

 大阪勉強会メンバーによる記事です。
 税理士実務の文化を創るための税法情報サイトです。
<< 対価の額の変更が全額経過措置対象外になる場合(T&Amaster) | main | 代表者以外の役員の横領による金員の不正取得は給与等に該当しないと判断 >>
家族信託と遺留分に関する判決事例(家族信託実務ガイド)

家族信託と遺留分に関する判決事例(家族信託実務ガイド)

 

 家族信託実務ガイド2019年2月第12号(日本法令)より。

 

○最新判決紹介
 家族信託と遺留分に関する判決事例
 (東京地方裁判所平成30年9月12日)

  菊永将浩(弁護士)

 

 例の判決文の紹介とコメントですが。
 同意部分ありつつ、ちょっと違和感ありの部分もあり

 

「つまり、実質がない受益権の操作によって遺留分を骨抜きにすることに警鐘を鳴らす判決といえます(代表的な例としては、配当をしない自社株式の受益権などが想定されます)。(P56)」

 

 ここは、先日、私が「イヤゲ物」と表現した部分で、同意。
 要するに、立案者は、知恵を働かせたつもりで、ドツボにって話。

 

 ところが、手前で、

 

「判決の中で示された信託契約の内容を見ると明らかなように、『家として財産を守りたいという想いを叶える』というように、よくある信託内容になっており、依頼主である父親の思いを叶えようとして作られたものであることがうかがわれる内容となっています(この点において、公序良俗違反として想定されることの多い脱税目的での信託などとは異なるものです)。(P55)」

 

 こんな発言がある。
 公序良俗違反というけど大したことない、そう言っていると読める

 

 これ、矛盾していませんか、というのが私のいう違和感
 あるいは、立案者を知っていて、忖度しているのかと邪推したいかも。

 

 いや、勝手な推量ですので、見当外れなら御容赦をですが。

 

(税理士・公認会計士 濱田康宏)
 

| - | 00:01 | - | - |
  累計:
  本日:
  昨日:

 このブログメンバーの本

  信託本改訂border=

  役員退職金本border=

  実務目線3border=

  民法本border=

  多元宇宙・贈与編 border=

  役員給与本改訂版

  再編本改訂版

  クリエイティブ60

  組織再編本

  関係会社間利益移転

  個人間利益移転

  むづかしい条文本

  事業承継本改訂

  少額債権本

  院長本

 小宅本

  テッパン

  選択本2

  一般本

  信託本

  実務目線本



カレンダー
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
最近の記事
過去の記事
税務情報更新通知サービス
税務情報更新通知サービス」に参加しませんか?