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長男の医師登録料の事業所得必要経費を否認した事例(平成30年6月19日裁決その1)

長男の医師登録料の事業所得必要経費を否認した事例(平成30年6月19日裁決その1)

 

 非公開裁決例からですが。

 

 長男が医者になったので、医師登録料を負担してやって。
 自分の診療所の事業所得の計算上、必要経費に算入したのが否認された。

 


○ 請求人は、長男の医師登録料について、長男が請求人の夜間や早朝の往診等の際の立会いを行っているから、請求人の事業所得の金額の計算上必要経費に算入することができる旨主張する。

 

 しかしながら、当該医師登録料については医師登録を行う者が医業を行う資格を得るために必要な支出であって、その性質上長男自身が負担すべき支出であること、また、長男は医師登録後において請求人の診療所に勤務しておらず、他の病院で勤務しており、その支出の効果は専ら請求人以外の者に帰属していることから、当該医師登録料は、請求人の事業と直接関係し、かつ、本件事業の遂行上必要なものとは認められず、請求人の事業所得の金額の計算上必要経費に算入することはできない。(平30. 6.19 関裁(所)平29-61)

 

 医師登録料は、性質上、その医師自身が負担すべき支出だ。
 更に、実態として、診療所勤務せず、他の病院に勤務しているだろうと。

 

 後者の理由で蹴られたのは当然なのですが。
 前者の理由だけでも、蹴られるのかどうか。

 

 たぶん、後者の実態部分が大きいのでしょうね。
 専属性が認定できる事案であれば、恐らく否認は難しかった

 

(税理士・公認会計士 濱田康宏)

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