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青色欠損金切捨て防止のための償却費見送りの可否(TKC会計処理マニュアル)

青色欠損金切捨て防止のための償却費見送りの可否(TKC会計処理マニュアル)

 

いや、ビックリ。
隘路を残した表現ですが、果たしてそれで良いのか。

 


(3)赤字会社が法人税法上の繰越欠損金額が切捨てになることを回避するために償却を見送る判断について

 

非常に難しい問題ですが、幅広い解釈が考えられる部分です。\度リスクの存在、金融機関への説明責任、7荵蚕颪陵用者が経営者自身と金融機関などに限定されること、などを総合的に勘案して、経営者が判断する必要があるように思われます。

 

「TKC会計処理マニュアル[第10版]」
TKC全国会中央研修所編
TKC全国会 2017年7月18日第10版第1刷発行
P166

 

会計より税務優先の処理をします、と宣言しているのと同じですね。
正確には、そういう場合があるよ、ですが。

 

これでも「要領」「指針」準拠だと言って良いのか。
そこは、違うでしょう

 

利害関係者が許容してくれれば、要領や指針に反する処理も可能。
単に、それだけのことです。

 

で、仮に、これでも準拠しているのだと、敢えて言いたいのなら。
理屈では、違反処理は、税務目的以外の目的がないことが必要。

 

例えば、財務健全性が担保されているとの状況にあるとか。
利害関係者が文句を言わない状況だという前提があるのか。

 

そこを抜いて、こんなことを「マニュアル」として書く。
草葉の陰で、創設者が泣いているのではないだろうか

 

なんて言ったら、怒られれますか。
しかし、創設者はこの種の妥協を最も嫌ったのは周知の事実

 

ちなみに、某金融機関融資部長に見せたら。
「これはダメでしょう」と即座に一言
、そりゃそうだなぁ。

 

で、指針は会社法の規制にも影響しますので。
これに従った処理で、後で何かあったら、怖いですね。

 

現状、訴訟に耐えられる表現では多分ないと思いますので。
早めに見直しておくことが望まれますが、さて。

 

(税理士・公認会計士 濱田康宏)

 

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