2019.06.08 Saturday
合同会社の新設が3万社に迫る(TSR)
合同会社の新設が3万社に迫る(TSR)
TSR情報令和元年5月22日号より。
■特別記事
2018年「全国新設法人動向」調査
〜12万8,610社が誕生、9年ぶりに前年割れ〜
業種別だと宿泊業が大幅増加したとか。
都道府県別では沖縄がトップだとか、なんてのもありますが。
法人格別だと、合同会社が28,940社で2位、前年比7.39%増加。
株式会社がトップですが、ついに9万社切れた。
3位が一般社団法人で5,982社、4位NPOで1,732社。
医療法人が5位ですが、1,329社と、もう微々たるもの。
あ、税理士法人なんて299社で10位。
でも、9位の一般財団法人の307社と良い勝負か。
ということで、合同会社はどんどん増えているわけですが。
敢えて言っておきたいのは、「行きは良い良い、帰りは怖い」。
株式会社のように機関の分化がないので、運営ノウハウの蓄積もない。
税務上も落とし穴があるのは、先日も書いた通り。
なんてことを分かって、合同会社の設立を勧めているのか。
本当に分かっている極一部の専門家以外は、非常に怪しい。
株式会社と同じ運営している事例が、相当数ありそうな気がします。
ま、私の杞憂であれば、良いのですけどね。
(税理士・公認会計士 濱田康宏)
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