2019.03.03 Sunday
頓挫した売上税は食料品非課税扱いで当局情報が錯綜(税理士界)
頓挫した売上税は食料品非課税扱いで当局情報が錯綜(税理士界)
消費税導入及び前身(と言ったら誰かに怒られるのかな)の売上税導入準備に奮闘された当時のお話が書いてあり、貴重ですね。
税理士界2019年2月15日1373号
随筆 消費税導入前後の思い出
東北会 高橋宗夫
著者は、今回の税率引き上げ・軽減税率対応の動きを見て。
消費税導入2年前の昭和61年頃を想起すると仰っています。
つまり、最終的に頓挫した、中曽根政権下の売上税ですね。
売上税は、食料品を非課税扱いにしていたのだそうです。
そのため、その範囲の質疑応答が膨大になってしまったと。
当初の取扱いとその後に出た取扱いで相違が出て、回答が錯綜したと。
なるほど。
この教訓を踏まえたのに、消費税軽減税率制度が導入されそうで。
今の惨事を見ていると、なんとも言えないお気持ちなのでしょうねぇ。
(税理士・公認会計士 濱田康宏)
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